「保育所の空き定員等を活用した未就園児の定期的な預かりモデル事業」実施報告
国の「保育所の空き定員等を活用した未就園児の定期的な預かりモデル事業」の採択を受けて、保育園や認定こども園に通っていない児童を対象に、週に1~2回程度、認定こども園で定期的にお預かりするモデル事業を実施しました。
(この実施を踏まえ、令和6年度は「こども誰でも通園制度(仮称)の本格実施を見据えた試行的事業」を実施しています。詳細は、「未就園のお子さんを認定こども園に預けられます」のページをご覧ください。)
実施期間
令和5年8月1日から令和6年3月29日
実施施設
- 認定こども園聖母幼稚園
- 小丸山認定こども園
- 幼保連携型認定こども園本宮のもり幼保園
- 浜岡幼保園
対象児童
七尾市内に住民票があり、保育園などに通っていない生後2か月から満3歳になった日から最初の3月31日までの児童(施設により異なる)
利用状況
クラス年齢 |
利用児童数 |
0歳児 |
0人 |
1歳児 |
5人 |
2歳児 |
6人 |
合計 |
11人 |
- 平均利用期間:5か月(1か月から8か月、令和6年能登半島地震による利用の中断などを含む)
- 1日の平均利用時間:約6時間30分(4時間から8時間)
利用料金
1回あたり400円~1,380円
(施設や利用児童の年齢、利用時間により異なる。)
利用者の声
利用したこどもの良い変化
- 保護者以外に甘えられる人ができた
- 新しいことに取り組む機会が増えた
- 園で覚えたいろんな遊びをするようになった
- 歳の近い新しい友だちが増えた
- 栄養バランスの良い食事がとれる
利用してよかったと思うこと
- 用事を済ませることができた
- 頼れる場所ができた
- 自分の時間が持てた
- 育児への負担感が減った
- 体の疲れが取れた
- 園の保育士からこどもの様子を聞くことで、新たな気づきを得られた
- 心身の余裕が生まれ、ゆとりをもって子育てができるようになった
- 入園したときの見通しが立ってきた
- こどもの人見知りが減った
- こどもが自分で話そうとすることが増えた
- 言葉が増えた
利用にあたって負担だったこと
保育者の声
モデル事業の課題
- 通常保育に比べて、こどもが環境に慣れることが難しい
- 本体業務を利用しているこどもとモデル事業のこどもとのかかわりが難しい
- 本体業務を利用しているこどもと預かり保育モデル事業のこどもの経験の違いにより、同一のかかわり方をすることが難しい
保育者にとってのメリット
- 複数回登園することが想定されるので、保育や業務の見通しを立てやすい。
- こどもの個別の成長・発達の見通しをもって保育ができる
- こども同士の関係がつくりやすい
- こどもが保育施設の環境に慣れやすい
保育者にとっての負担など
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